2012年11月9日金曜日

津和野の秋、茶畑に花ひとつ

四・秋冬(しゅうとう)番茶の茶摘みも終えた茶畑に花が残っていた

繊細な絵でおなじみの画家、安野光雅さんの故郷、青野山を望む茶畑は、秋の茶摘みも終わり整然と冬支度。

散髪したてのように綺麗に刈り取られた茶の木が見事な畝をなしていました。

光る茶の木の下に白く光るものがあるので、近寄ると摘み残された茶の花が元気に咲いていました。

茶作りに不要な花はたいてい摘まれてしまいますが、機械刈りの為か下の方だけ花が残っていたようです。

しゃがんで嗅いでみると香りは少し弱くなっていましたが、特有の杏仁様の香りに茶の香りが少し乗っているように感じました。

儚い茶の花との出会いに秋の哀愁を味わえました。