陽が高くなる前に極上のダマスクローズの香りを味わいに行ってきました。5月下旬から6月初旬の開花時期にあわせて、神代植物園では開園時間を少し前倒しにしてくれています。
英国の庭園関係の団体から表彰されているバラ園は、規模も品種も多く来園者がとても多かったです。
八重咲きのダマスクローズは、ローズ香料を採取する為に古くから珍重されています。人の手のかかっていないオールドローズは、香りが豊かです。まさにローズオイルの香りその物です。産地のブルガリアでは早朝に摘み取られ、一目に触れる機会も少ないので、しっかりと鑑賞してきました(笑)
華やかなイングリッシュローズのコーナーに比べて、オールドローズのエリアは隅っこ的な位置にあります。
さらに隅っこにある、ローズガーデンに来た際に必ず香りを楽しむのがハマナスです。日本では浜茄子とも表記されています。多くのローズの交配に使われたオールドローズの香り優等生です。メインのローズガーデンにはなく通路脇にひっそりと咲いていました。ローズの代用にも使われるハマナスの香りは、とても素朴で優しい香りです。これまで訪れたローズガーデンでは、多くはひっそりとたたずんでいますので、探すのが楽しいです。
神代植物公園の周辺にはおそば屋さんが多いので、帰りは蕎麦の香りを堪能してきました。