2019年6月14日金曜日

神代植物公園の春〜早朝のダマスクローズ極上の香り(東京府中市)

バラフェス開催時の土日は朝8時開園〜嗅ぎ人の至福の一時

陽が高くなる前に極上のダマスクローズの香りを味わいに行ってきました。5月下旬から6月初旬の開花時期にあわせて、神代植物園では開園時間を少し前倒しにしてくれています。


英国の庭園関係の団体から表彰されているバラ園は、規模も品種も多く来園者がとても多かったです。

八重咲きのダマスクローズは、ローズ香料を採取する為に古くから珍重されています。人の手のかかっていないオールドローズは、香りが豊かです。まさにローズオイルの香りその物です。産地のブルガリアでは早朝に摘み取られ、一目に触れる機会も少ないので、しっかりと鑑賞してきました(笑)
華やかなイングリッシュローズのコーナーに比べて、オールドローズのエリアは隅っこ的な位置にあります。
さらに隅っこにある、ローズガーデンに来た際に必ず香りを楽しむのがハマナスです。日本では浜茄子とも表記されています。多くのローズの交配に使われたオールドローズの香り優等生です。メインのローズガーデンにはなく通路脇にひっそりと咲いていました。ローズの代用にも使われるハマナスの香りは、とても素朴で優しい香りです。これまで訪れたローズガーデンでは、多くはひっそりとたたずんでいますので、探すのが楽しいです。

神代植物公園の周辺にはおそば屋さんが多いので、帰りは蕎麦の香りを堪能してきました。

2019年5月21日火曜日

日本最古の柚子の里 桂木ゆずの開花

柚子の花開花はじまる。埼玉県入間郡毛呂山町

5月19日に柚子畑に出向きました。
埼玉に移住してから初の柚子畑訪問です。所沢の家の近所で何本か柑橘の花が咲き始めたので、毛呂山(もろやま)に行きました。

ちょうど、春バラも満開で同じエリアにある滝の入ローズガーデンも訪れました。

滝の入りローズガーデン 350種 1500本
滝の入りローズガーデンには、バラの原種「野いばら」がガーデンの片側の生け垣沿いに多株植えられていて嗅ぎごたえがあります。珍しいので、堪能できます。地元の有志で管理されており、素朴でバラへの愛情がたっぷりと伝わりました。

桂木柚子

ローズガーデン周辺の谷筋に柚子畑が密集しています。ガーデンの農家の方の教えて頂いた谷に出向き、ついでに山頂の桂木観音に参拝かねて東京スカイツリーが望める展望台にも行ってきました。

柑橘畑の訪問時は車の窓を全開して香りを頼りに開花した木を探します。今年は花数が少なく、満開までにもは少し早かったようですが、びっしりと満開の木もあり嗅ぎごたえはありました。

桂木柚子の花
桂木観音の下の道で無農薬栽培をされている桂木柚子農家さんの畑は、ようやく蕾状態でした。今年は、花が少ない年回りで秋の収穫時は身の大きい柚子が出来るそうなので、予約の手はずをとってきました。

柑橘は、開花と実生が楽しめる大好きな木です。

早朝と日没時が嗅ぎ時





2019年2月6日水曜日

利根川の水仙郷〜幸手(さって)市権現堂あたり

内陸の水仙郷


水仙の自生は主に海岸沿いですが、埼玉県幸手市にある利根川権現堂あたりは大規模な水仙が整備されています。

1月の下旬に訪れましたが、権現堂付近のみ開花しており、土手の遊歩道は蕾もついていない状況でした。

春になると、河川敷に菜の花が一斉に開花します。丁寧な管理と整備が成されていて満開が楽しみです。

2017年9月3日日曜日

青空に合歓木、映える。

高松市に居を移して2年目、少しずつ植物の居場所が分かり始めた

大阪にいた頃にはあまり出会えなかった、青空がここ高松では日常的に出会えます。人為的に植栽された植物よりも、自然のままのものが多いように見受けられます。

屋島近くの新川沿いに合歓(ねむ)が開花していた。初夏の花ですが、9月に入っても元気に咲き誇っています。

夕暮れから開花するのが一般的ですが、真昼から満開。

2016年2月16日火曜日

初春の、りりしい水仙

梅林の脇役?


お正月。
臘梅だけが孤独に香りを放つ中、足下に水仙が遠慮気味に花をつけていました。

斜面が似あう水仙ですが、こうして平場に咲いているのものんびりしていていいものです。

新春の凛と張りつめた空気の中で、寒さを強調するかのような水仙の香りは冬をより冬らしく引立てます。

大きく、深呼吸して梅の木にもご挨拶。

2013年5月8日水曜日

昼夜ニセアカシアが漂う

近くの難波宮跡公園のニセアカシア(ハリエンジュ)が溢れんばかりの満開。抜けるような青空に映える。このところ、昼夜違わず芳香を漂わせている香りの源は、威風堂々の佇まい。
ニセアカシアの巨木が多いこの公園は、楠の巨木もある大阪市内の芳香材のようです。
公園に踏み入れるたびに、ほっこりとほぐれます。

2013年5月2日木曜日

風薫る五月。青空にジャスミンが響く

桜と梅が同時に開花したり、季節は少々戸惑っているようですが、沈丁花に始まり、モクレン、コブシと急ぎ足で春の香りが続々と街を彩り始めています。


近くの学校(大阪市中央区)のフェンスにこの時期に咲くカロライナジャスミンが、今年は沢山の花をつけて香りを押し出していました。

スパイシーな強度のある香りが、春の街を引立ててくれ薫風に彩りをつけてくれています。